トビリシ警察官襲撃事件 サバ・ジキア被告の裁判進行中 捜査官が証言
Posted 6 days ago by Anonymous
捜査官が法廷で衝撃の証言
ジョージアの首都トビリシ(Tbilisi)で発生した警察官襲撃事件の裁判で、サバ・ジキア(Saba Jikia)被告に対する公判が注目を集めています。7月18日の法廷では、事件当時の捜査官が詳細な証言を行い、事件の全容解明に向けた重要な局面を迎えました。
事件の概要と捜査官の証言内容
2023年3月にトビリシ中心部で発生したこの事件では、反政府デモ鎮圧中の警察官が複数人負傷。ジキア被告は「公務執行妨害」と「暴力行為」の容疑で起訴されています。
捜査官は法廷で次の事実を明らかにしました:
- 現場近くの防犯カメラ映像に被告の姿が複数回確認された
- 負傷警官の防護服から被告の指紋が検出
- SNS上での過激な発言記録が証拠として提出
政治的背景と国際的反響
ジキア被告は野党系活動家として知られており、事件はジョージアの政情不安と深く関連しています。現政権を批判する勢力からは「政治的な弾圧」との声が上がる一方、政府側は「法の支配を守る当然の措置」と反論しています。
日本政府もジョージアの民主化プロセスを支援しており、在ジョージア日本国大使館は「平和的解決を期待する」との声明を発表しています。両国は2023年に外交関係樹立30周年を迎え、法整備支援を含む協力関係が強化されていることが背景にあります。
今後の裁判の行方
次回公判では被告側の反対尋問が行われる予定です。刑事事件専門のイラクリ・サリアシビリ(Irakli Sariashvili)弁護士は「証拠の信憑性に重大な疑問がある」と主張しており、裁判の長期化が予想されます。
ジョージア司法省の統計によると、同国では過去5年間で公務執行妨害事件が37%増加しており、社会の分断が司法制度に与える影響が懸念されています。次回公判は8月2日に開かれる予定で、国内外から注目が集まっています。
メディアソース: geinfojp.wordpress.com