ジョージア政府、Metaに440件超のユーザーデータ要求 2020年以降の動向
Posted 18 days ago by Anonymous
データ要求件数の急増とその背景
Metaの透明性レポートによると、ジョージアの夢(Georgian Dream)政権は2020年以降、FacebookとInstagramのユーザー情報を440件以上にわたって要求しています。特に2023年前半には過去最多となる47件の要求(149アカウント関連)が行われ、2013年以降で最も活発な動きが見られました。
年代別データ要求推移
期間 | 要求件数 | ユーザー/アカウント数 | データ提供率 |
---|---|---|---|
2013年1-12月 | 3 | 3 | 33% |
2016年1-6月 | 30 | 60 | 53% |
2021年7-12月 | 26 | 47 | 76.92% |
2023年1-6月 | 47 | 149 | 93.62% |
2024年1-6月 | 30 | 47 | 76.7% |
Metaの対応と透明性ポリシー
Meta側は「各国政府の要求には現地法と利用規約に基づき対応している」と説明。「各要求は法的妥当性を慎重に審査し、曖昧な内容の場合には拒否や説明を求めることがある」と述べています。データ提供率は年度によって33%から最高93.62%まで変動しており、要求内容の具体性が対応を左右している実態が伺えます。
国際比較と懸念事項
ジョージア政府のデータ要求件数は近隣諸国と比べて突出して多いわけではありませんが、2023年に急増した要因として、国内政情の不安定化が指摘されています。人権団体からは「政府による監視強化の可能性」を懸念する声も上がっています。
出典: Meta透明性レポート
メディアソース: civil.ge