ジョージア・ゴリのショッピングセンターで発砲事件若い男性が死亡

ジョージア東部の都市ゴリ（Gori）で7月15日、ショッピングセンター内で発砲事件が発生しました。現地警察の発表によると、20歳の男性が頭部を撃たれ死亡。容疑者とされる人物は現場から逃走し、現在も捜査が続いています。

事件は現地時間午後3時頃、「カルトゥリ2」と呼ばれる商業施設内で発生。目撃者の証言によると、被害者と容疑者は知人同士で金銭トラブルを巡り口論になっていたとされます。現場からは拳銃の弾丸3発が回収されました。

ジョージア内務省はヴァフタング・ゴムラウリ（Vakhtang Gomelauri）大臣の指示で特別捜査班を編成。近隣の防犯カメラの映像解析や目撃者聴取を進めています。

イラクリ・ガリバシヴィリ（Irakli Garibashvili）首相は事件を受け「治安当局が全力で対応中」と声明を発表。野党からは「公共の場での銃犯罪増加に危機感を抱く」との批判の声が上がっています。

在ジョージア日本国大使館は日本人向けに安全情報を発信。ゴリ市には日本人観光客も訪れることから、大使館関係者は「事件現場周辺を避け、不審な物音を聞いたら速やかに安全な場所に移動するよう呼びかけている」と述べました。

ジョージアでは狩猟用ライフルの所持が比較的容易ですが、拳銃の所持許可には厳格な審査が必要です。今回使用された拳銃が合法所持品かどうかが捜査の焦点の一つとなっています。警察によると、国内で登録されている拳銃は約15万丁（1ラリ＝52円換算で約78億円相当）に上ります。

地元メディアは容疑者のSNSアカウントから脅迫的な書き込みが見つかったと報じています。警察は「48時間以内の犯人確保を目指す」としていますが、市民の間には不安が広がっています。事件をきっかけに、銃規制強化を求める声が高まる可能性も指摘されています。

メディアソース: interpressnews.ge

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