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ジョージア国家保安局、イスラム国関与の外国人を拘束 爆発物専門家の疑い

Posted 18 days ago by Anonymous

ルスタヴィ市で国際手配の容疑者を逮捕

ジョージア(Georgia)の国家保安局(SSS)は5月2日、首都トビリシ近郊のルスタヴィ(Rustavi)市で国際刑事警察機構(インターポール)の手配を受けた外国人男性を拘束したと発表しました。同容疑者は中東地域で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」への関与が疑われています。

爆発物専門家として組織内で重要な役割

当局の調査によると、逮捕された人物は2014年に中東へ渡航後、イスラム国に加入したとされます。特に注目されるのは、爆発物の専門家として組織内で「特に重要な活動」を担当していたとされる点です。SSSは「高度な技術を持つ危険人物が治安維持活動で排除された」とコメントしています。

証拠品の押収と継続調査

家宅捜索では電子機器を中心に、捜査上重要な証拠品が多数押収されました。現在、容疑者の具体的な活動内容やジョージア国内でのネットワーク解明に向け、詳細な分析が進められています。当局は国際テロ組織との関連性を注視する姿勢を示しています。

ジョージアのテロ対策強化

今回の逮捕は、ジョージア当局が2023年から強化している対テロ作戦の一環です。過去1年間だけでも、同国ではイスラム国関連容疑で計10人以上が拘束されています。黒海とカスピ海を結ぶ地政学的要衝にある同国は、国際社会と連携した治安維持に力を入れています。

日本との関係では、ジョージアが2015年から実施しているビザ免除措置の安全性を裏付ける事例として注目されます。同国政府は観光立国を目指す中、治安面での国際的信頼確保が重要な課題となっています。

メディアソース: civil.ge

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