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ジョージア・ゴリ市で殺人・傷害事件 容疑者を拘束

Posted 3 days ago by Anonymous

事件の概要

ジョージア東部のゴリ市(Gori)で7月15日、殺人と傷害事件が発生しました。現地警察によると、容疑者は同日中に拘束され、現在詳細な捜査が進められています。事件は市内中心部の住宅街で午後8時頃に発生し、近隣住民から通報がありました。

被害状況と容疑者の特定

被害者は地元住民のダヴィト・ツェレテリ氏(Davit Tsereteli、35歳)ニノ・シヴァーゼさん(Nino Sivadze、28歳)で、ツェレテリ氏は搬送先の病院で死亡が確認されました。シヴァーゼさんは重傷を負いながらも意識があり、警察に事件の状況を証言しています。

容疑者とされるギオルギ・バグラシヴィリ(Giorgi Bagrashvili、42歳)は現場近くで逮捕されました。警察は凶器とされるナイフを押収し、犯行の動機について金銭トラブルが関係している可能性を調査中です。

捜査当局の対応

ゴリ市警察署長のレヴァン・ジャパリゼ氏(Levan Japaridze)は記者会見で、「事件は個人的な人間関係に端を発したものとみられる」と述べ、組織犯罪の関与は否定しました。ジョージア内務省は、同国で2023年に発生した殺人事件の認知件数が前年比15%減少していると報告していますが、今回の事件を受けて地域の警戒を強化する方針です。

地元社会への影響

ゴリ市はヨシフ・スターリンの生誕地として知られる歴史的な街で、年間を通じて観光客が訪れます。事件現場近くの住民は「夜間の騒音が増えていたが、ここまで深刻な事件になるとは思わなかった」と不安を口にしています。日本からも年間約5,000人の観光客が訪れる同市では、在ジョージア日本国大使館が邦人向けに安全情報を更新しました。

今後の展開

容疑者バグラシヴィリは現在、最大2ヶ月の勾留が認められており、殺人罪が適用されれば終身刑の可能性があります。ジョージアのサロメ・ズラビシュヴィリ大統領はSNSで「暴力のない社会を実現するため法執行機関の改革を加速させる」と表明しました。日本との関係では、ジョージアが2024年1月に導入した電子ビザ制度により、日本人観光客のさらなる増加が見込まれる中、治安維持対策が注目されています。

メディアソース: interpressnews.ge